グルタミン酸

 グルタミン酸

Glutamic Acid
 
グルタミン酸はアミノ酸のひとつで、2-アミノペンタン二酸のこと。2-アミノグルタル酸とも呼ばれます。体内で合成できる非必須アミノ酸で、動物の体内では興奮性の神経伝達物質として機能し、グルタミン酸受容体を介して神経伝達が行われています。小麦グルテンの加水分解物から初めて発見されたことからグルタミンという名がつきました。
 
グルタミン酸は、白菜、昆布、緑茶、チーズに大量に含まれ、他にもシイタケ、トマト、魚介類などに多めに含まれています。
 
グルタミン酸は食べ物以外で、食品添加物であるL-グルタミン酸ナトリウムの中間原料として利用されることがよく知られています。グルタミン酸そのものは酸味を持つため、そのナトリウム塩であるグルタミン酸ナトリウムが「うま味調味料」として利用されるようになりました。日本では「味の素」などが有名です。
 
グルタミン酸の作用としては次のようなものが挙げられます。
◎アンモニアの解毒と利尿作用
◎脳の活性化
◎脂肪の蓄積を抑える
◎美肌効果
◎血圧を下げる
 
グルタミン酸が不足すると、脳の働きが低下したり、排尿しにくくなったりするといわれています。しかしグルタミン酸は日本では身近な食品に含まれるため、通常の食生活をしていれば不足することはありえないと思われます。
 
過剰摂取という観点からは、天然のグルタミン酸を摂りすぎると睡眠障害や神経症、幻覚などが生じるおそれがあるといわれています。また、化学調味料のグルタミン酸ナトリウムを過剰に摂取すると、頭痛、のぼせ、手足のしびれが起きる可能性があるといわれています。
 
昔から言い伝えで「昆布を食べると髪が生える」といわれてきたのも、昆布に含まれるミネラルやグルタミン酸が髪に有効だということを経験的に学んでいたのかもしれません。グルタミン酸は美肌効果とともに髪や頭皮の健康にも期待できる成分です。

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