グリシン

 グリシン

Glycine
 
グリシンとはアミノ酢酸のことで、別名はグリココル。天然アミノ酸のひとつで、タンパク質を構成するアミノ酸の中では最も単純な形をしています。一般的なタンパク質にはグリシンはわずかしか含まれませんが、動物性タンパク質のうちコラーゲンという物質には豊富(30%程度)に含まれます。
 
中枢神経系においてグリシンはGABAに次いで重要な抑制性神経伝達物質として機能しますが、その一方で興奮系神経伝達物質の役割も持っています。水溶性で、脂には溶けにくい性質を持っています。
 
グリシンは私たちの体内で合成できる非必須アミノ酸ですが、日常的にバランスの悪い食事をしていると、必要摂取量(1日3g)に満たないようになります。すると健康上にいろいろな弊害が起きてきます。
 
典型的なのは、体内でコラーゲンの合成が減少し、膝や腰の関節痛、筋肉痛、肌荒れなどを起こすことです。また、グリシンは睡眠との関連性が深く、不足すると寝つきが悪くなったり、寝不足を引き起こしたりするとされています。最近の研究では、グリシンを充分に摂取している人は摂取量が足りない人に比べスムースに深い睡眠に入るという報告もあります。
 
髪との関連では、グリシンは保湿効果が高く、粒子が小さいため、毛髪に浸透して保護する作用があるといわれています。他にも、血行促進、酸化防止、抗菌などの機能性があるため、ヘアケア、スキンケアに多く用いられています。

戻る