ヒドロキシプロリン

 ヒドロキシプロリン

Hydroxyproline
 
ヒドロキシプロリンは天然に存在するアミノ酸のひとつ。コラーゲンの主要な成分で、コラーゲンを安定させる役割を果たしています。原生生物である卵菌にもヒドロキシプロリンが認められるところから、かなり原初的な存在と推測されます。
 
プロリンという物質にヒドロキシ基が結合してコラーゲンを作るヒドロキシプロリンになりますが、それにはアスコルビン酸(ビタミンC)が必要です。そのためビタミンCが不足すると、コラーゲン中のヒドロキシプロリンが減少し、安定性が低下して壊血病を引き起こすことがあります。
 
ヒドロキシプロリンの機能としては、主に次のようなものがあります。
◎表皮細胞の増殖を促進する
◎コラーゲンを生成する
◎角質層の保湿を担う
 
これらの機能により、私たちにとっては、関節痛の改善効果、美肌効果、脂肪を燃焼させる効果などが期待できます。さらにヒドロキシプロリンは心筋の合成にも関与するため、心筋梗塞の予防にも効果があるといわれています。
 
ヒドロキシプロリンが多く含まれる食品としては、ゼラチンや動物の皮の部分があります。私たちの体内でも合成されていますが、タンパク質の摂取が足りないと不足することがあるので、ときには意識して食べることも必要です。
 
毛髪は皮膚の細胞が変化したものですから、皮膚と類似した存在です。水分やコラーゲンが不足して頭皮に弾力がなくなり、硬くなってしまうと、血行に支障をきたし、発毛や育毛にマイナスになります。すなわち、ハゲ、薄毛、抜け毛など、髪の問題を考えるとき、皮膚の一形態である頭皮の健康維持は欠かせないものといえます。ヒドロキシプロリンはそういう意味でも大変重要な成分なのです。

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