ヒスチジン

 ヒスチジン

Histidine
 
ヒスチジンは塩基性アミノ酸のひとつで、正式名称は2-アミノ-3-プロピオン酸といいます。ヒスチジンという語はギリシア語で「組織」という意味です。酵素の活性やタンパク質分子内でのプロトン(陽子)移動に重要な役割を持っているとされ、タンパク質の中では金属との結合部位となり、また水素やイオンと結合して高次な構造の維持を果たしています。
 
ヒスチジンは私たち人間において、特に乳幼児の成長に必要なアミノ酸です。大人はヒスチジンを体内で合成できますが不足しがち、乳幼児の場合は合成できないため、いずれにおいても必須アミノ酸に指定されています。またヒスチジンはアレルギー反応に関与するヒスタミンの前駆体でもあります。そして、神経機能補助や、慢性関節炎の症状緩和、ストレス軽減などの作用を持つとされます。
 
ヒスチジンが私たちに及ぼす作用としては次のようなものがあります。
◎成長促進
◎慢性関節炎の緩和
◎肥満防止作用
◎脳神経の保護
 
ヒスチジンが不足すると、成長不良や神経機能の低下が起こることがあります。特に体内で合成できない乳幼児の場合は発育不全となりがちです。大人も体内での合成量が不足すると、皮膚病や肥満などを起こす可能性があるので、食事からの摂取を忘れないようにしましょう。ヒスチジンが豊富に含まれている食品には、マグロ、カツオ、子牛、鶏肉、ハム、チェダーチーズ、ドライミルクなどがあります。
 
過剰摂取した場合、血液中のヒスタミンが増加します。喘息やアトピー性皮膚炎などの持病がある人は、かゆみ、じんましん、ひどい場合はショック症状を起す可能性があります。該当する人は充分に注意しましょう。
 
ヒスチジンには成長促進作用があるため、髪の毛にも影響を及ぼし、強い毛髪を作るといわれています。薄毛や抜け毛に悩むか人は、ヒスチジンが不足しないよう配慮して食生活を考えるとよいでしょう。

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