セリン

 セリン

Serine
 
セリンはアミノ酸の一種で、絹のプロティンから発見され、正式名称は2-アミノ-3-ヒドロキシプロピオン酸といいます。人間の体内ではグリシンなどから合成できるため、非必須アミノ酸に分類されています。機能としては、脳を構成する神経細胞の材料となるとともに、栄養分の代謝に大きな役割を果たしており、また、酵素を構成する要素としても重要な存在です。
 
私たちがセリンから得ることのできる有用性としては、アルツハイマー病の予防、良質な睡眠、美肌と美白などが考えられます。
 
セリンは脳のエネルギー源となるブドウ糖を供給する物質(ホスファチジルセリン)を生成し、認知症やアルツハイマー病を抑制し、健康な脳を保つ効果があります。記憶力の向上にも効果があるとされています。
 
睡眠については、セリンが神経系において重要な働きをすることが判っており、良質な睡眠をもたらす効果が期待できます。実験の報告では、寝つきがよくなる、夜中や早朝に目覚めることがなくなる、起床したときに頭がスッキリしている、などの効果が報告されています。
 
また、セリンは肌の水分を保持する成分として肌の角質に多く存在しています。肌は表面から厚さ約0.01mmの角質層、約0.1mmの表皮層、2〜3mmの真皮層に分かれますが、この角質層に水分が少ないと肌が乾燥した状態になります。ウイルスや細菌から肌を守るためには、水分の豊かな肌を維持する必要があり、セリンはここでも大きな役目を果たしています。
 
セリンは牛乳や大豆、高野豆腐、イクラ、かつお節、海苔に多く含まれます。そのなかでもセリンは牛乳中のタンパク質の約80%を占めるカゼインに多く含まれています。
 
セリンの存在は髪にも影響が大きいと考えられ、よくシャンプーやコンディショナーにも配合されています。肌の角質が水分を保つようになれば、頭皮もみずみずしく弾力を持つようになり、薄毛や抜け毛も改善することでしょう。
 

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