レチノール

 レチノール

Retinol  (Vit. A)
 
レチノールはビタミンAアルコールとも呼ばれ、ビタミンの中でも脂溶性ビタミンに分類されます。私たち人間の血液中にもビタミンAが含まれていますが、そのほとんどがレチノールです。ビタミンAにはいろいろな種類があるものの、狭義でのビタミンAはレチノールのことを指します。
 
レチノールは体内で網膜細胞の保護に使われ、これが欠乏すると夜盲症などの症状を引き起こします。江戸時代までの日本では肉食の習慣があまりなかったため、ビタミンAの欠乏が日常的であり、「目が悪い日本人」が常識だったのかもしれません。
 
また、表皮細胞の再生を促し、線維芽細胞を活性化させる働きがあるため、頭皮や髪の状態にも大きな影響を持つと考えられます。
 
また、レチノールはDNAの遺伝子情報の制御にも関与しているといわれています。親から子へ、子から孫へと受け継がれる遺伝子情報を守るためにも、レチノールは重要な役割を果たしているわけです。
 
なお、レチノールの成分特長としては以下のようなものがあります。
◎水に溶けない
◎酸化を受けやすい
◎高温や乾燥で破壊される
◎アルカリ環境下で安定する
◎ビタミンEなどの抗酸化剤と共存すると安定する
 
私たちにとってレチノールは非常に大事な成分で、1日の所要量は成人男子で2,000IU、成人女子で1,800IU、授乳している女性で3,200IUとされています。
 
レチノールは動物性食品に多く含まれており、豚レバー、鶏レバー、うなぎ蒲焼、マグロなどに豊富です。体に良いビタミンAだからといって過剰摂取するのは避けたほうがよく、特に妊婦は医師の指導の下で適量(上限5,000IU)を食べるのが望ましいとされています。
 

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