硫酸マグネシウム

 硫酸マグネシウム

Magnesium Sulfate
 
硫酸マグネシウムは硫酸とマグネシウムの塩(えん:イオン結合した化合物)で、別名硫酸塩マグネシウムとも呼ばれます。水溶性の物質で、水分がないと吸湿性のある白色結晶体粉末の携帯になり、水分と反応して発熱する特徴があります。
 
硫酸マグネシウムは医療用医薬品成分として用いられており、低マグネシウム血症、便秘、胆石、子癇、頻脈性不整脈、子宮運動抑制などを対象に投薬されています。
 
また、農業分野でも溶解度の高さを活かし、農作物の肥料として使われています。一般家庭向けには、水分を含まない硫酸マグネシウムの吸水性を活かし、乾燥剤としても使われています。
 
温泉などに入浴する際、掲載されている成分表を見ると、硫酸マグネシウムが硫酸ナトリウムとともに含まれていることが多いものです。温泉が体を温めるのは湯温のせいばかりではなく、硫酸マグネシウムが体を温める性質を持っているからです。したがって硫酸マグネシウムは入浴剤などにもよく利用されています。
 
医薬品として使う場合、腎臓障害のある患者は血液中のマグネシウム濃度が上昇するおそれがあるため注意が必要です。また心疾患のある患者もマグネシウムが心臓機能を抑制する作用があるので要注意です。他にも高マグネシウム血症の患者や、腸内寄生虫疾患のある小児の場合も慎重投与が課されています。
 
医薬品成分であるため、該当する疾病に対する効果効能は信頼できますが、過剰に摂取すれば副作用が起きる可能性もあるため、用いる場合は医師に相談しながら投薬と治療を進めるようにします。育毛剤などに配合されている場合は、ごく微量なので問題ありません。

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