環状アデノシンリン酸

 環状アデノシンリン酸

Adenosine Cyclic Phosphate
 
環状アデノシンリン酸は、環状アデノシン一リン酸とも呼ばれる分子で、アデノシン三リン酸から合成される分子です。構造はアデノシンにリン酸が結合した複素環式化合物です。白色結晶性粉末で、においはなく、味はわずかに酸味があります。冷水にはわずかに溶け、熱湯やアルカリには可溶の性質を持ちます。
 
私たちの体内ではイノシン酸から作られ、アドレナリンなどのホルモン伝達の際に、細胞内のシグナル伝達におけるセカンドメッセンジャーとして機能します。主な役割はタンパク質リン酸化酵素の活性化で、代謝、増殖、分化、情報伝達、運動などの細胞機能の調節を担っています。
 
人間への有効成分として、アデノシンは海外では心臓機能の異常(上室性頻拍)に対する治療薬として使用されています。日本ではサプリメントとして、ビタミン類の作用促進、肌荒れや小ジワの防止、アンチエイジングに用いられます。代謝産物として、運動により筋肉から乳酸、二酸化炭素とともに放出され、筋血管の拡張を誘発するとされています。
 
微生物発酵法で製造した環状アデノシンリン酸は白色の結晶性粉末で、皮膚細胞の新陳代謝を活発にする細胞賦活効果や皮膚の炎症の抑制効果があるといわれています。すなわち、髪や頭皮にも好影響が考えられ、毛母細胞の活性化にも期待が持てる成分ということになります。

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