アミノ安息香酸(ビタミンB10)

 アミノ安息香酸(ビタミンB10)

Aminobenzoic Acid(Vit.B10)
 
アミノ安息香酸は、もっともシンプルな分子構造を持つ芳香族アミノカルボン酸です。別称アントラニル酸とも呼ばれ、また哺乳類では催乳作用を示すためビタミンL1とも呼ばれています。メタノールとのエステルになると、ブドウやジャスミンに含まれる香気成分となり、芳香が生まれます。
 
アミノ安息香酸は「アミノ安息香酸エチル」として、医薬品に使用されています。その効能は、胃粘膜の知覚神経をマヒさせ、中枢への刺激伝達を止めることにより、胃痛や嘔吐を抑えるというものです。一般的に胃炎、胃潰瘍、嘔吐などに処方されます。この場合、副作用として食欲不振、吐き気、口の乾き、便秘などが起きる可能性もあります。
 
アミノ安息香酸のひとつの形態である4-アミノ安息香酸には、体内で日焼けを防ぐ作用があります。またこれを医薬品として投与することで皮膚線維障害や過敏性腸症候群の治療にも用いられています。さらにエチルになると局所麻酔薬として使われます。
 
アミノ安息香酸はさまざまなアルカロイド(有機化合物)の前駆体になるため、体内ではたいへん重要な役割を果たしています。体内の有機化合物は、髪や頭皮にも欠かせない物質を含んでいるとされており、その有用性が期待できます。

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