ビオチン(ビタミンB7)

 ビオチン(ビタミンB7)

 
ビオチンはビタミンB群に分類される水溶性ビタミンのひとつ。ビタミンB7、ビタミンHとも呼ばれますが、一般的にはビオチンという名称がよく使われています。
 
ビオチンは、炭水化物、タンパク質、脂質の代謝を担い、髪や皮膚の健康に大きく関与している成分です。ビオチンが不足すると抜け毛、白髪、脱毛、湿疹、炎症、さらには疲労感やゆううつ感など以下のような症状を招くとされています。
 
ビオチンが不足すると引き起こされる症状
◎白髪、脱毛、湿疹、炎症などの皮膚症状
◎結膜炎
◎筋肉痛
◎疲労感
◎食欲不振
◎味覚異常
◎血糖値上昇
◎睡眠障害
◎神経障害
 
とはいえ、ビオチンは多くの食品に含まれており、腸内細菌によっても合成されるため、極端に欠乏することはないと考えられます。しかし不規則なライフスタイルや、激しいストレスのもとでは、腸内環境に乱れが起き、悪玉菌が増加し、ビオチンが不足する可能性があります。
 
また、なんらかの事情で抗生物質を服用したとき、腸内細菌の影響でビオチンが欠乏することがあります。またビオチンは卵白中に含まれるアビジンと強力に結合し、吸収が阻害されるため、生卵白を大量に食べると欠乏症を生じることがあります。以上の点には配慮が必要です。
 
ビオチンが豊富に含まれている食品は、鶏レバー、卵黄、イワシ、ピーナッツ、クルミ、キナコなどで、成人1日あたりの所要量は男女とも30μg、上限は特になしとされています。ただし妊娠中の女性は過剰摂取を回避するべきだという説もあるため、ビオチンをたくさん摂取している妊婦は医師と相談することをおすすめします。
 
ビオチンには皮下組織の毛細血管の血流をよくするはたらきがあり、髪の毛を作り出す毛母細胞の活性化に有効です。抜け毛や薄毛の予防には大きな効果が期待できます。
 

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